ここでは、選択した構成の Java 関連設定の編集に関係する手順について説明します。以下を参照してください。
この節では、選択された構成で Java を有効にし、Java ホーム変数を設定できるようにします。
Java の一般設定の編集
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。利用可能な構成のリストを取得するには、「構成」タブをクリックします。
「Java」、「一般」タブの順にクリックします。
次の表では、Java の一般設定の設定時に利用可能なパラメータについて説明します。
表 23 フィールドの説明 > Java の一般設定
フィールド | 説明 |
|---|---|
Java を有効にする | 構成の Java サポートの有効/無効を切り替えます。Java を有効にすると、サーバーは必要な JVM を生成します。 |
Java ホーム | Java SE の場所です。絶対パス、サーバーの config ディレクトリからの相対パスのいずれかを指定します。このディレクトリは、サーバーが稼働するアカウントが所有している必要があります。 |
スティッキを張り付ける | サーバーが各 HTTP 要求処理スレッドを JVM に接続したままにするかどうかを指定します。そうでない場合は、サーバーは HTTP 要求処理スレッドを要求ごとに、接続または接続解除します。 |
この節では、選択された構成の JVM クラスパスを追加できるようにします。
パス設定の編集
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。利用可能な構成のリストを取得するには、「構成」タブをクリックします。
「Java」、「一般」タブの順にクリックします。「パス設定」セクションに移動します。
次の表では、構成の JVM パス設定の変更時に利用可能なパラメータについて説明します。
表 24 フィールドの説明 > パス設定
フィールド | 説明 |
|---|---|
環境クラスパスを無視 | デフォルトで有効になっています。 |
クラスパスのプレフィックス | システムクラスパスのプレフィックスです。システムクラスパスのプレフィックスを追加するのは、XML パーサークラスなどのシステムクラスを上書きする場合だけにすべきです。この属性の使用には慎重を期してください。 |
サーバークラスパス | サーバークラスを含むクラスパスです。読み込み専用のフィールドです。 |
クラスパスのサフィックス | システムクラスパスのサフィックスです。 |
ネイティブライブラリパスのプレフィックス | オペレーティングシステムのネイティブライブラリパスのプレフィックスです。 |
バイトコードプリプロセッサクラス | バイトコードプリプロセッサクラスを指定します。 実行時クラスインストゥルメンテーションを実行するための典型的な方法は、前処理機構を使用することです。この機構では、プロファイリングおよび監視ツールが、JVM によって Java クラスが読み込まれる直前に、クラスプリプロセッサを使って Java クラス内の必要な場所にインストゥルメンテーションコードを挿入します。この目的のために、クラスプリプロセッサはクラスローダーと連携して動作します。 |
管理インタフェースで JVM コマンド行オプションを設定するには、次のタスクを実行します。
JVM 設定の編集
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。リストを取得するには「構成」タブをクリックします。
「Java」>「JVM 設定」タブをクリックします。
ここで値を指定することで、コマンド行 JVM オプションを追加/削除できます。JVM オプションを追加するには、「JVM オプションを追加」ボタンをクリックします。
JVM オプションの例を次にいくつか示します。 -Djava.security.auth.login.config=login.conf、-Djava.util.logging.manager=com.iplanet.ias.server.logging.ServerLogManager、および -Xms128m -Xmx256m
JVM プロファイラは、アプリケーションの最高レベルの安定性とスケーラビリティーを確実にするために、Java アプリケーションのパフォーマンスの問題、メモリーのリーク、マルチスレッドの問題、およびシステムリソース使用率の問題の診断と解決に役立ちます。
プロファイラを使用して、Sun Java System Web Server 上でリモートプロファイリングを実行し、サーバー側のパフォーマンスにおけるボトルネックを検出することができます。
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。利用可能な構成のリストを取得するには、「構成」タブをクリックします。
「Java」>「JVM 設定」タブをクリックします。
「プロファイラ」セクションの「新規」ボタンをクリックします。
次の各パラメータの値を入力します。
名前 — 新しい JVM プロファイラの簡易名を入力します。
有効 — 実行時にプロファイラを有効にするかどうかを決定します。
クラスパス — プロファイラの有効なクラスパスを入力します。(省略可能)。
ネイティブライブラリパス — 有効なネイティブライブラリパスを入力します。(省略可能)。
JVM オプション — CLI の追加の JVM オプションを指定できます。
例: —Xrunhprof:file=log.txt,options
HPROF は Java 2 SE に付属している単純なプロファイラエージェントです。これは動的にリンクされたライブラリで、JVMPI (Java 仮想マシンプロファイラインタフェース) と対話し、ファイルまたはソケットに、ASCII またはバイナリ形式でプロファイリング情報を書き出します。この情報は、プロファイラのフロントエンドツールによってさらに処理することもできます。
さまざまな商用プロファイラと、それらのオプションについては、『Sun Java System Web Server 7.0 Developer's Guide to Java Web Applications』を参照してください。
JVM はデバッグモードで起動でき、JPDA (Java Platform Debugger Architecture) デバッガと接続できます。デバッグを有効にすると、ローカルとリモートのデバッグがどちらも有効になります。
Sun Java System Web Server のデバッグは JPDA ソフトウェアに基づいています。デバッグを有効にするには、次のタスクを実行します。
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。利用可能な構成のリストを取得するには、「構成」タブをクリックします。
「Java」>「JVM 設定」タブをクリックします。
「Java 設定のデバッグ」で「デバッグを有効にする」チェックボックスを選択します。
必要であれば、「新規」ボタンをクリックして JVM オプションを入力します。
デフォルトの JPDA オプションは次のとおりです。
-Xdebug -Xrunjdwp:transport=dt_socket,server=y,suspend=n,address=7.0896 |
代わりに suspend=y に使用すると、JVM は中断モードで起動され、デバッグが接続するまで中断された状態に保たれます。これは、JVM の起動後すぐにデバッグを開始したい場合に便利です。JVM をデバッガに接続するときに使用するポートを指定するには、address=port_number を指定します。デバッグオプションの一覧については、JPDA のドキュメントを確認してください。
このページでは、JDBC、メール、JNDI、およびその他の Java ベースリソースを設定および管理できます。
Web アプリケーションは、リソースマネージャー、データソース (SQL データソースなど)、メールセッション、URL 接続ファクトリなど、さまざまなリソースにアクセスする可能性があります。J2EE プラットフォームは、JNDI (Java Naming and Directory Interface) サービスを使用してそれらのリソースをアプリケーションに公開します。
Sun Java System Web Server では、次の Java EE リソースを作成および管理できます。
JDBC データソース
JDBC 接続プール
Java メールセッション。
カスタムリソース。
外部 JNDI リソース。
JDBC データソースは、Sun Java System Web Server で作成および管理可能な Java EE リソースの 1 つです。
JDBC API は、リレーショナルデータベースシステムと接続するための API です。JDBC API は次の 2 つの部分から成ります。
アプリケーションコンポーネントがデータベースへのアクセスに使用する、アプリケーションレベルのインタフェース。
JDBC ドライバを Java EE プラットフォームに接続するためのサービスプロバイダインタフェース。
JDBC データソースオブジェクトは、データソースを Java プログラミング言語で実装したものです。簡単に言えば、データソースとはデータを格納する機能のことです。それは、大企業向けの複雑なデータベースのように高度なものでもかまいませんし、行と列を含むファイルのように単純なものでもかまいません。JDBC データソースは、Sun Java System Web Server 経由で作成および管理可能な Java EE リソースの 1 つです。
JDBC API は標準 SQL データベースアクセスインタフェースを備えた Java 向けの一連のクラスを提供しますが、それらのクラスを使えば、広範なリレーショナルデータベースに統一的な方法で確実にアクセスできます。
JDBC を使えば、事実上すべてのデータベース管理システム (DBMS) に SQL 文を送信できます。これは、リレーショナル DBMS、オブジェクト DBMS のどちらのインタフェースとしても使用されます。
次の表に、一般的な JDBC ドライバと、新しい JDBC リソースの追加時に構成する必要のあるプロパティーの一覧を示します。「JDBC リソースの追加」を参照してください。
注 – 次のリストは、サポートされるすべての JDBC ドライバの一部にすぎません。
表 25 サポートされている共通 JDBC ドライバのリスト
ドライバ | クラス名 | プロパティー |
|---|---|---|
Oracle ドライバ | oracle.jdbc.pool.OracleDataSource |
|
Oracle 用 SJS JDBC ドライバ | com.sun.sql.jdbcx.oracle.OracleDataSource |
|
DB2 IBM ドライバ | com.ibm.db2.jdbc.DB2DataSource |
|
DB2 用 SJS JDBC ドライバ | com.sun.sql.jdbcx.db2.DB2DataSource |
|
MS SQLServer ドライバ | com.ddtek.jdbcx.sqlserver.SQLServerDataSource |
|
MS 用 SJS JDBC ドライバ | com.sun.sql.jdbcx.sqlserver.SQLServerDataSource |
|
Sybase ドライバ | com.sybase.jdbcx.SybDataSource |
|
Sybase 用 SJS JDBC ドライバ | com.sun.sql.jdbcx.sybase.SybaseDataSource |
|
MySQL MM ドライバ | org.gjt.mm.mysql.jdbc2.optional.MysqlDataSource |
|
Informix ドライバ | com.informix.jdbcx.IfxDataSource |
|
Informix 用 SJS JDBC ドライバ | com.sun.sql.jdbcx.informix.InformixDataSource |
|
PostgreSQL ドライバ | org.postgresql.ds.PGSimpleDataSource |
|
Apache Derby ドライバ | org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDataSource |
|
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。リストを取得するには「構成」タブをクリックします。
「Java」、「リソース」タブの順にクリックします。
「JDBC リソース」セクションの下の「新規」ボタンをクリックします。
ドライバベンダーを選択します。
JNDI 名として一意の値を指定し、選択可能なリストから JDBC ドライバベンダーを選択します。
JDBC リソースのプロパティーを入力します。
1 つ前の手順で選択した JDBC ドライバベンダーに基づいて、ドライバのクラス名と JDBC リソースプロパティーが自動的に設定されます。一部の共通 JDBC ドライバで提案されているプロパティーのリストについては、「共通 JDBC ドライバ」を参照してください。
「概要」を表示します。
概要を表示し、「完了」をクリックして新しい JDBC リソースを作成します。
このオプションを使用して、カスタムリソースを構成のインスタンスに登録できます。
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。リストを取得するには「構成」タブをクリックします。
「Java」、「リソース」タブの順にクリックします。
「カスタムリソース」セクションの下の「新規」ボタンをクリックします。
次の表では、カスタムリソースの作成時に利用可能なプロパティーについて説明します。
表 26 フィールドの作成 > カスタムリソース
フィールド | 説明 |
|---|---|
JNDI 名 | カスタムリソースの一意の JNDI 名を入力します。 |
カスタムリソース | 実行時にこのカスタムリソースを有効にするかどうかを決定します。 |
リソースタイプ | このリソースの完全修飾の型。 |
ファクトリクラス | この型のリソースをインスタンス化するクラス。javax.naming.spi.ObjectFactory を実装する、ユーザーが記述したファクトリクラスの完全修飾名。 |
説明 | 外部 JNDI リソースの簡単な説明を入力します。 |
プロパティー | オプションで、「プロパティーを追加」ボタンをクリックして CLI プロパティーを入力します。 |
このオプションを使えば、外部 Java Naming and Directory Interface (JNDI) リソースを作成できます。外部 JNDI リソースは、内部 JNDI リポジトリに保存されているリソースにアクセスするのに必要です。
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。リストを取得するには「構成」タブをクリックします。
「Java」、「リソース」タブの順にクリックします。
「外部 JNDI リソース」セクションの下の「新規」ボタンをクリックします。
次の表では、新しい外部 JNDI リソースの追加時に利用可能なプロパティーについて説明します。
表 27 フィールドの説明 > 外部 JNDI リソース
フィールド | 説明 |
|---|---|
JNDI 名 | 新しい外部 JNDI リソースの一意名を入力します。 |
外部 JNDI リソース | 実行時にこの外部 JNDI リソースを有効にするかどうかを決定します。 |
外部 JNDI 名 | 外部 JNDI リソースの名前。 |
リソースタイプ | このリソースの完全修飾の型。 |
ファクトリクラス | この型のリソースをインスタンス化するクラス。 |
説明 | 外部 JNDI リソースの簡単な説明を入力します。 |
プロパティー | オプションで、「プロパティーを追加」ボタンをクリックして CLI プロパティーを入力します。 |
JMS デスティネーションは、Sun Java System Web Server 経由で作成および管理可能な Java EE リソースです。
多くのインターネットアプリケーションで電子メール通知を送信する機能が必要となるため、Java EE プラットフォームには JavaMail API と JavaMail サービスプロバイダが含まれています。これにより、アプリケーションコンポーネントによるインターネットメールの送信が可能となります。
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。リストを取得するには「構成」タブをクリックします。
「Java」、「リソース」タブの順にクリックします。
「メールリソース」セクションの下の「新規」ボタンをクリックします。
次の表では、新しいメールリソースの追加時に利用可能なプロパティーについて説明します。
表 28 フィールドの説明 > メールリソースのプロパティー
フィールド | 説明 |
|---|---|
JNDI 名 | 新しいメールリソースの一意名を入力します。 |
メールリソース | 実行時にこのメールリソースを有効にするかどうかを決定します。 |
プロパティー | mail.host、 mail.from、mail.user などの必要なすべてのプロパティーの値を指定します。 |
説明 | 新しいメールリソースの簡単な説明を入力します。 |
初期化 — このフェーズには、構成の読み取り、組み込みサブシステム (ネーミング、セキュリティー、およびロギングのサービス) の初期化、および Web コンテナの作成が含まれます。
起動 — このフェーズには、配備済みアプリケーションの読み込みと初期化が含まれます
サービス — サーバーが要求を処理する準備が整いました
シャットダウン — このフェーズでは、読み込み済みのアプリケーションが停止および破棄されます。システムは停止準備中です。
終了 — このフェーズでは、組み込みサブシステムとサーバー実行時環境が終了されます。このフェーズ後に別のアクティビティーが発生することはありません。
再構成 — サーバーがサービス状態を保ちつつサーバースレッドが動的に再構成を行っているという、サーバーの一時的な状態。このフェーズは、サーバーの存続期間中に何回か発生する可能性があります。
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。構成のリストを表示するには「構成」タブをクリックします。
「Java」>「ライフサイクルモジュール」タブをクリックします。
「新規」ボタンをクリックします。
次の各パラメータの値を入力します。
名前 — 新しいライフサイクルモジュールの有効な一意名を入力します。
有効 — このライフサイクルモジュールを有効にするには、このオプションを使用します。
クラス名 — 完全修飾 Java クラス名。このクラスで LifecycleListener インタフェースを実装します。このインタフェースの詳細については、『Developer's Guide』を参照してください。
クラスパス — 省略可能です。リスナークラスのクラスパスを指定できます。
読み込み順序 — > 100。ライフサイクルイベントリスナーの読み込みは番号順に行われます。100 と等しいかそれより大きい読み込み順序を選択することをお勧めします。そうすれば、内部ライフサイクルモジュールとの衝突を回避できます。
読み込み時の障害 — このオプションを有効にすると、サーバーがリスナークラスからスローされた例外を致命的な障害として扱わないため、通常の起動が引き続き行われます。デフォルトは無効です。
説明 — ライフサイクルモジュールについての簡単な説明を入力します。
プロパティー — プロパティーを使えば、Java ライフサイクルモジュールに引数を渡せます。新しいプロパティーを追加するには、「プロパティーを追加」ボタンをクリックし、名前、値、および説明のテキストを入力します。
注意 – サーバーライフサイクルリスナークラスはメインサーバースレッドから同期起動されるため、リスナークラスがサーバーをブロックしないように特に注意する必要があります。リスナークラスは必要に応じてスレッドを作成できますが、それらのスレッドがシャットダウン/終了フェーズで停止されるようにする必要があります。
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。構成のリストを表示するには「構成」タブをクリックします。
「Java」>「ライフサイクルモジュール」タブをクリックします。
ライフサイクルモジュールを選択し、「ライフサイクルモジュールを削除」ボタンをクリックします。
Java サーバーライフサイクルモジュールはサーバーのライフサイクルイベントを待機する Java クラスであり、その目的は、サーバーの起動や停止といったサーバーイベントが発生するたびに特定のタスクを実行することにあります。
このサーバーは、Web サーバー環境内での Java ベースの短期または長期タスクの実行をサポートします。これらのタスクは、サーバー起動時に自動的に起動され、サーバー停止時にその旨を通知されます。これにより、単独サーバー、RMI サーバーなどをインスタンス化するようなタスクを開始できます。
サーバーのライフサイクルに関する簡単な説明を次に示します。
このページから、認証レルムを追加および削除できます。Java EE ベースのセキュリティーモデルは、ユーザーを識別および認証するセキュリティーレルムをサポートします。
認証プロセスでは、Java レルムを使用してユーザーを検証します。レルムは、ユーザーのセット、オプションのグループマッピング、および認証要求を検証できる認証ロジックで構成されます。構成されたレルムと確立されたセキュリティーコンテキストによって認証要求が検証されたあと、このアイデンティティーが以降のすべての認証決定に適用されます。
Java レルムは auth-db (認証データベース) とよく似ていますが、auth-db は (ACL ファイル内のルールに基づいて) ACL エンジンによって使用されるのに対し、Java レルムは Java Servlet のアクセス制御ルール (各 Web アプリケーションの web.xml) によって使用される点が異なります。
サーバーインスタンスは任意の数の構成済みレルムを持つことができます。構成情報は、server.xml ファイルの auth-realm 要素内に存在します。
次の表では、Sun Java System Web Server 7.0 でサポートされているさまざまなタイプのレルムの定義を示します。
表 29 レルムのタイプ
レルム | 説明 |
|---|---|
ファイル | file レルムは、Sun Java System Web Server を初めてインストールしたときのデフォルトのレルムです。このレルムは設定が簡単かつ単純であり、開発者に多大な利便性を提供します。 file レルムは、テキストファイルに格納されたユーザーデータに基づいて、ユーザーを認証します。 ファイル auth-db と異なり、Java レルムは 1 つのファイル形式 (keyfile) しかサポートしません。このレルムによってサポートされている keyfile 形式は、ファイル auth-db keyfile と互換性があります (両方が同じディスクファイルを参照することもある)。 |
LDAP | ldap レルムを使えば、LDAP データベースをユーザーのセキュリティー情報用として使用できます。LDAP ディレクトリサービスは、一意の識別子を持つ属性のコレクションです。ldap レルムは、本稼働システムへの配備に最適です。 ldap レルムに基づいてユーザーを認証するには、1 人以上の必要なユーザーを LDAP ディレクトリに作成する必要があります。これは、管理サーバーの「ユーザー」および「グループ」タブから行えます。「ユーザーとグループの編集」を参照してください。この作業は、LDAP ディレクトリ製品のユーザー管理コンソールから実行することもできます。 |
PAM | PAM (Solaris) レルムは、Solaris PAM スタックに認証を委任します。このレルムは PAM auth-db の場合と同じく Solaris 9 と 10 でしかサポートされておらず、また、サーバーインスタンスを root で実行する必要があります。 |
証明書 | certificate レルムは、SSL 認証をサポートしています。証明書レルムは、Sun Java System Web Server のセキュリティーコンテキスト内にユーザーのアイデンティティーを設定し、クライアント証明書に含まれるユーザーデータをそのアイデンティティーに設定します。その後、Java EE コンテナが、証明書に含まれる各ユーザーの DN に基づいて承認処理を行います。このレルムは、X.509 証明書による SSL または TLS クライアント認証を使って、ユーザーの認証を行います。 |
ネイティブ | native レルムは、ACL ベースのコア認証モデルと Java EE/サーブレット認証モデルを連結する役割を果たす、特殊なレルムです。Java Web アプリケーションでネイティブレルムを使用すれば、Java Web コンテナに認証を実行させる代わりに ACL サブシステムに認証を実行させながらも、Java Web アプリケーションからそのアイデンティティーを利用できるようにする、といったことが可能になります。 認証処理が呼び出されると、ネイティブレルムはその認証をコア認証サブシステムに委任します。これは、ユーザーの立場から見れば、LDAP レルムが構成済み LDAP サーバーに認証を委任するのと、本質的には同じことです。グループメンバーシップクエリーがネイティブレルムによって処理される場合、その処理もコア認証サブシステムに委任されます。Java Web モジュールや開発者の立場から見れば、ネイティブレルムは、Web モジュールで利用可能なほかの Java レルムと何の違いもありません。 |
カスタム | 独自の認証レルムを定義します。プラグイン可能なサーブレットコンテナの認証レルムを実装するクラスを指定します。 |
次の節では、新しい認証レルムを追加する場合の手順について説明します。
認証レルムの追加
構成を選択します。
新しい認証レルムを追加する必要のある構成を選択します。「構成」タブをクリックし、構成を選択します。
「Java」、「認証」タブの順にクリックします。
「サーブレット認証」の下で「新規」をクリックします。
レルムの詳細を入力します。
名前 — レルムの簡易名を入力します。この名前は、web.xml などからこのレルムを参照する場合に使用されます。
クラス — カスタムレルムを設定している場合は、カスタムレルムを実装する完全 Java クラス名を入力します。組み込みレルムの場合、クラスを入力する必要はありません。
タイプ — レルムのタイプを選択します。表 29 を参照してください。
プロパティー — レルム固有のプロパティーを追加します。例: property name="file" value="instance_dir/config/keyfile" and property name="jaas-context" value="fileRealm。
各認証レルムには、必須プロパティーを追加する必要があります。次の表では、必須プロパティーの一部を示します。
表 30 認証レルムの必須プロパティー
認証レルム | プロパティー |
|---|---|
ファイル |
|
LDAP |
|
PAM | なし |
証明書 |
|
ネイティブ |
|
この節では、サーブレットコンテナの構成手順について説明します。
サーブレットコンテナ設定の編集
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。リストを取得するには「構成」タブをクリックします。
「Java」、「サーブレットコンテナ」の順にクリックします。
次の表では、サーブレットコンテナページで利用可能なパラメータについて説明します。
表 31 フィールドの説明 > サーブレットコンテナ
フィールド | 説明 |
|---|---|
ログレベル | サーブレットコンテナのログの冗長レベル。値は、もっとも詳細 (もっとも冗長)、より詳細、詳細、情報、警告、失敗、構成、セキュリティー、または重大 (もっとも冗長でない) にすることができます。 |
動的再読み込み間隔 | このパラメータは、配備済み Web アプリケーションが変更されていないかサーバーがチェックする時間間隔を定義します。値の範囲は 1 から 60 までです。ただし、動的再読み込みを無効にする場合は –1 にします。 |
匿名ロール | すべての主体割り当てられるデフォルトまたは匿名のロールの名前。デフォルトのロールは ANYONE です。 |
サーブレットプールサイズ | SingleThreadedServlet ごとにインスタンス化するサーブレットインスタンスの数。値の範囲は 1 から 4096 までです。 |
ディスパッチャー最大実行範囲 | 入れ子の要求ディスパッチを許可するサーブレットコンテナの最大実行範囲。可能な値の範囲は 0 ~ 214704836470デフォルト値は 20 です。 |
クロスコンテキストを許可 | 要求ディスパッチに別のコンテキストへのディスパッチを許可するかどうか。デフォルト値は false です。 |
Cookie を符号化 | サーブレットコンテナが Cookie の値を符号化するかどうか。デフォルト値は true です。 |
例外を表示 | 例外をブラウザに表示します。このオプションは、開発環境でのみ役立ちます。本稼働環境では、このオプションを必ず無効にしてください。 |
Cookie の値の「+」をデコード | Cookie の値のプラス記号 (+) をスペースにデコードします。 |
セッション ID を再利用 | 既存のセッション ID の番号をそのクライアントの新しいセッションを作成するときに再利用するかどうか。デフォルト値は false です。 |
セキュアセッション Cookie | このパラメータは、どのような条件下で JSESSIONID Cookie がセキュアとマークされるかを制御します。動的 (デフォルト) を使用すると、HTTPS などのセキュリティー保護された接続で要求を受け取ったときのみ、Cookie がセキュアとマークされます。有効を使用すると常にセキュアとマークされ、無効を使用するとセキュアとはマークされません。 |
この節では、選択された構成のセッションレプリケーションのプロパティーを設定する手順について説明します。
セッションレプリケーション設定の編集
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。リストを取得するには「構成」タブをクリックします。
「Java」、「セッションレプリケーション」の順にクリックします。
次の表では、セッションレプリケーションページで利用可能なパラメータについて説明します。
表 32 フィールドの説明 > セッションレプリケーション
フィールド | 説明 |
|---|---|
ポート | 管理サーバーが待機するポート番号。デフォルトのポート番号は、8888 です。 |
有効 | 選択された構成のセッションレプリケーションを有効にします。 |
暗号化 | レプリケーションの前にセッションデータを暗号化するかどうか。デフォルト値は false です。 |
暗号化方式 | クラスタのメンバーが相互認証に使用する共有秘密です。 |
非同期 | HTTP 要求/応答処理と非同期のセッションレプリケーションを許可するかどうかを指定します。デフォルト値は true です。 |
Getatrribute でレプリケーションをトリガー | HttpSession.getAttribute メソッドの呼び出し時にセッションをバックアップすべきかどうか。デフォルト値は true です。 |
レプリカ検出の最大数 | セッションのバックアップの検索を試みる間接続する必要があるインスタンスの最大数。値の範囲は 1 から 214704836470 です。ただし、制限なしの場合は -1 を使用します。 |
起動検出時のタイムアウト | インスタンスが指定されたバックアップインスタンスへの接続を試みる最大時間 (秒)。値の範囲は 0.001 から 3600 までです。 |
Cookie 名 | セッションを所有するインスタンスを追跡する Cookie の名前を入力します。 |
Java Authentication Service Provider Interface for Containers 仕様は、認証メカニズムプロバイダをコンテナに統合できるようにするための標準サービスプロバイダインタフェースを定義します。管理コンソールを使えば、新しい SOAP 認証プロバイダを追加できます。
SOAP 認証プロバイダの追加
構成を選択します。
構成のリストから構成を選択します。リストを取得するには「構成」タブをクリックします。
「Java」、「認証」タブの順にクリックします。
「SOAP 認証」セクションの下の「新規」をクリックします。
次の表では、新規 SOAP 認証プロバイダページで利用可能なパラメータについて説明します。
表 33 フィールドの説明 > SOAP 認証プロバイダ
フィールド | 説明 |
|---|---|
名前 | 新しい SOAP 認証プロバイダの簡易名を入力します。 |
クラス名 | プロバイダを実装するクラス名。javax.security.auth.XXX を実装するクラスの完全修飾クラス名 |
要求認証の送信元 | この属性は、ユーザー名/パスワードなどのメッセージ層送信側認証、要求メッセージに適用すべきデジタル署名などのコンテンツ認証、のいずれかの要件を定義します。値 (auth-policy) は「送信側」、「コンテンツ」のいずれかです。この引数が指定されない場合、要求のソース認証は必須ではありません。 |
要求認証の受信先 | この属性は、XML 暗号化などによる、送信側に対するメッセージ受信側のメッセージ層認証の要件を定義します。値は「コンテンツの前」「コンテンツのあと」のいずれかです。 |
応答認証の送信元 | この属性は、ユーザー名/パスワードなどのメッセージ層送信側認証、応答メッセージに適用すべきデジタル署名などのコンテンツ認証、のいずれかの要件を定義します。値 (auth-policy) は「送信側」、「コンテンツ」のいずれかです。この引数が指定されない場合、応答のソース認証は必須ではありません |
応答認証の受取先 | この属性は、XML 暗号化などによる、送信側に対する応答メッセージ受信側のメッセージ層認証の要件を定義します。 |
プロパティー | 「プロパティーを追加」ボタンをクリックしてその他の CLI プロパティーを入力します。 |